妻にも驚かれましたが、25年前の私です(汗) 当時28歳でした。 ありがたいことに、洗車関連の雑誌に取り上げていただいた時のものです。 当時、私はカー用品を取り扱うある会社で、自動車塗装研磨の仕事をしておりました。 いわゆる車のボディのキズを取る仕事です。 専用の研磨剤とポリッシャーで磨き上げたキズひとつ無いボディは とても美しく、私自身もこの仕事に誇りを持っていました。 その後、独立をするのですが、それは悪戦苦闘の日々でした。 なぜなら、ボディのキズを取る技術はあっても、コーティングのノウハウが不足していたからです。 車を一台仕上げても、コーティングに関しては「お客様の好きなもので良いですよ。」とご案内していました。 それよりも、日々のメンテンナンスケアに関しての制約をお客様に押し付けていました。 研磨をして無垢な状態の塗装面はとてもデリケートで簡単に傷が入ってしまいますので お客様に「洗車機には絶対に入れないでください」「拭き取りにタオルは使わないで、セーム皮を使ってください」 「洗車は出来れば高圧洗浄機で、それから洗剤を必ず使ってください」「洗車後は、隅々まで水分を拭きとってください」 とご説明しては、「何だか面倒だなぁ」というお客様の顔を何度も見ました。 これではリピートも減ってゆきますよね(;^_^A 後に、自身の仕事に対するモチベーションも下がってゆき、その後は車磨きの業者に お客を紹介する側の仕事に就きました。 手っ取り早く稼ごうといった魂胆ですね(;^_^A 当時の私は、コーティングの勉強を一から始めようという気持ちにはなりませんでした。 お客様を紹介しても、磨き業者の個々の技術のばらつきもあって クレームも少なくありませんでした。 お客様と業者の間に挟まれる日々が続きました。 そして、とうとうリタイヤをしてしまうお決まりのコースをを辿ってしまったわけです。 その後は、しばらく別の仕事をしておりましたが、やはり未練があったのでしょうね。 自分の車を使って、市販されているケミカルは試したりしていました。 間違った洗車方法で(;^_^A これは、当時の雑誌に掲載された記事です。 当時の私は、車はたっぷりの水と洗剤で洗うものだと思い込んでいました。 水洗いも、高圧洗浄機がベストだと考えていました。 高圧洗浄は、確かに細かい部分の汚れが落とせるメリットもありますが、 思わぬところまで水が入り込み、結果その残留物が原因で くすみや錆びの原因の1つになってしまいます。 洗剤に関しても、食器を洗えるほど、優しいものなら、 中性洗剤もありだと、思い込んでいました。 その後、中性洗剤の技術が進み、どんどん洗浄力が強くすすぎやすいものに変わってゆき、 「脱脂力の強い洗剤」が主流になりました。 私の車の手入れに関しての価値観も、現在の「汚れが付いても、簡単に汚れが落とせるボディの状態」といった、保護膜を重要視 したものとは違い、「どのようなケミカルを使えば汚れを落とせるか」というものでした。 その後も、長い間、自分の愛車を間違った方法でケアしていました。 洗車は頻繁にしていたと思います。 約10日に1回くらいでしょうか。 高圧洗浄機で予洗い→洗剤とスポンジで洗車→高圧洗浄機ですすぎ→セーム皮で拭きとり この工程を繰り返していました。 コーティング剤やワックスは、色々試してみましたが 納得出来るものに出会えずに、その後は特に使っていませんでした。 「車が汚れても、マメに洗車しているのだから問題ないだろう」と思っていました。 でも次第にある疑問が浮かんできました。 「これだけマメに洗車しているのに、何だか車全体がくすんでいるというか ぼやけた感じに見えるな」と。 そしてもう一つ、気が付いたことがありました。 街で私の愛車と同じ車に遭遇したとき、決してそんなにお手入れをしてなさそうなのに 明らかに私の愛車よりもきれいに見えました。 私の愛車は、ボディのくすみもあったのですが、特に黒樹脂パーツの白化が進んでいました。 なのに・・・他の車は意外にそうでもない。 時には同じ車を見かけると、オーナーさんにどんなお手入れをしているのか直接聞いたりしていました(笑) 大概「別に特に何もしていませんよ。洗車もあまりしませんし、駐車場に屋根も付いていません。」という返答でした。 その時、あることを思い出しました。 まだ研磨の仕事をしている当時に、あることを試しました。 研磨をした傷一つないボンネットを、3ヶ月の間、洗車もせず、何もせずに放っておいたのです。 当然、車はホコリだらけになります。 そして、久しぶりに洗車をしてみると、ボンネットに傷はほとんど入っていませんでした。 間違った洗車を繰り返していると、ボディに傷が入ったり 色褪せてくることがわかりました。 黒樹脂素材の白化も、脱脂力の強い洗剤を使用した、度重なる洗車が原因だとわかりました。 間違った洗車をやり続けるくらいなら、何もしない方がマシということですね(;^_^A しかし、それではいつも車はホコリだらけです。 やはり、正しいケア方法で、車を保護しなくてはならないという結論に至りました。 しかし、正しい方法といっても一体何が正しいのか・・・ そんな時にあることが起きました。 一度挫折してしまった洗車ビジネスに対しての未練・・・ もう一度、車のケアに関わる仕事をしたいと思っていた時に 「AKIカーウォッシュサービス」のホームぺ―ジを見つけました。 とても興味深い内容でしたので、早速連絡をしたら、 DVDとピッチレスコートと窓ガラスコートが送られてきました。 「AKI カーウォッシュサービス」大原さんとの出会いです((´∀`)) このDVDを見て、まず「バケツ一杯の洗車術」に驚きました。 洗剤は一切使わずに、バケツ一杯のお水とタオルだけでボディをやさしく洗い上げる 私が今までやってきた洗車方法とは、まったく真逆のものでした。 そして、ピッチレスコートの映像にも驚きました。 研磨剤ではないのに、みるみるボディのキズが消えてゆくのです。 しかも、力を入れて作業している感じでもないのです。 私が習得した、研磨剤をスポンジに付けて、ボディに圧力をかけて傷を取る「掌圧研磨法」 や、ポリッシャー研磨法ともまったく違う方法でした。 もちろん研磨剤を使った傷除去を否定しているわけではありません。 このDVDを見て、「自身の研磨技術を活かしながら、正しい洗車方法と優れたコーティング剤を たくさんの方々に知ってもらいたい!」という気持ちが湧き出てきました。 実際に、バケツ一杯の洗車・ピッチレスコート・窓ガラスコートと試してみたところ すぐに良さは実感できました。 バケツ一杯のお水で、車1台をきちんと水洗いできました。 ピッチレスコートを使ってみて、今まで使ってきたコーティング剤とは違う 抜群の使いやすさと、品のある艶感を感じました。 窓ガラスコートのムラの出ない拭き上げ感と、透明感のある仕上がりにも驚きました。 大原さんが、口癖のようにおっしゃる「弾力のある保護膜の重要性」も 講習を受講して、正規販売店として日々精進する現在に至るまで 私の中に強く生き続けています。 塗装研磨の仕事をしていた当時に「○○でコーティングをしてもらったんですけど、何かシミが付いていて 取れないのでどうにか出来ませんか?」というご相談を受けて、研磨剤で除去したことがあります。 キチンと下地処理をせずに、固いコーティング膜を形成した結果、その下にあるシミが取れなくなったというわけです。 ピッチレスコートは弾力のあるコーティング膜です。 従来のワックスがけの概念を覆すくらいの少量で、コーティング膜を形成でき、 力がいらないので、女性にも簡単に使いこなすことが出来ます。 たとえ失敗しても簡単に、やり直すことが出来ます。 定期的に保護膜を補充することで、弾力のある保護膜は強いものとなり 他に類を見ない艶感を出すことが出来ます。 巷によく「○○年間ワックス不要」「メンテナンスは水洗いでOK」のようなフレーズを見かけますが なぜかメンテナンスキットが付いていたり不思議です(;^_^A 当たり前のことですが、人間の体と同様に車も必ず汚れます。 定期的なケアを怠ると、当然ながら汚れは蓄積してゆきます。 ケアに対して、汚れの蓄積が勝ってくると、洗車をするモチベーションがさがってゆき 車はどんどん汚れてゆきます。 そうならないためにも、「汚れが付きにくく、たとえ汚れが付いても簡単に落とすことが出来るコンディション作り」 が重要になってくるのです。 大事なことは「無垢な保護膜ゼロのボディの上に汚れが乗っているのか・保護膜の上に汚れが乗っているのか」です。 保護膜の上にさえ汚れが乗っていれば、お手入れも容易ですし、定期的に保護膜を補充していれば ボディに傷をつけることなく、末永く愛車の美観を保持することが出来るのです。 改めて申し上げますが、保護膜のない車を無駄に洗車し続けるくらいなら 何もしない方がボディの傷は増えません。 しかし、汚れの蓄積はたまる一方です。 ただ、傷は増えなくても、その事実は蓄積した汚れのせいで見ることは出来ません(;^_^A はた目からは「あの車汚れてるね~」ということになります(;^_^A 以上の理由から、谷岡/美装では、たくさんのお水や、洗剤を一切使わない 「バケツ一杯の洗車術」と「クリーティングコートを使ったカーケア」を 強くお薦めします。 自身の過去の失敗を棚に上げてお薦めします! 皆様の愛車の10年後の美観保持のためにも・・・ |
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