2019年 1月 / クリーティングは1日にしてならず
    

1月 / January

  
  
2日 / 水曜日  見よう見まねPart2

明けましておめでとうございます!

年が明けていよいよ講習開始ですが、それまで自分なりに予習してみようと思い
今日はバイクを仕上げてみました。
このバイクは約2年半前に購入し、よほどの雨でない限りはほぼ毎日乗っています。

こちらも年末のブログに載せた車と同様で、月に2~3回洗剤を使って洗車していました。
コーティングは車と同じく何もしていません(汗)

今回はボディ部分のピッチレスコート仕上げに加えて、黒樹脂パーツにはP8コートを使って仕上げました。
前回の車と同じく見よう見まねで仕上げた結果がこんな感じです。



Before After




画像ではそこそこ仕上がった感じですがまだまだですかね~(汗)

早く講習を受けて正しい方法で仕上げたいです!

講習が待ち遠しい!



19日 / 土曜日  講習開始!
 

1回目の講習に行ってきました!

大原さんの事務所におうかがいして、出来上がったツナギをいただきました。
ツナギは「車ぴかぴか」「窓ぴかぴか」の2種類で、今日は車の講習なので「車ぴかぴか」のツナギを着てスタートです。

久しぶりにツナギを着て身が引き締まる思いを感じました。

大原さんの講習の特徴は講習用に用意された車両ではなく、
お客様の実車を使って、様々なコンディションの車で講習を受けれることができます。

そして何より大原さんとユーザーさんとの、生のやり取りを見ることができるのでとても勉強になります。

この日はベンツ、レンジローバー、ベントレー、レクサスを使って、ピッチレスコートとガラスコートを使ったライトケアをを教わりました。
このように普段なかなか触れないような高級車を使って講習を受けれるのも魅力です。

これまでは自分の車を使って見よう見まねで作業してましたが、決定的な違いを感じたのは、
ピッチレスコートやガラスコートを作業するときの"力の入れ加減"でした。

何がそんなに違うかというと、
とにかく軽ーく乗せるようにスポンジを使うということです。

特に男性の方には多いと思いますが、今までのワックスがけの力加減が
染みついてしまっている男性ほどこの違いを体感できると思います。

大原さんの話によると洗車やワックスがけを経験したことのない女性の方が上手にできるそうです。

ベンツを仕上げている最中、ユーザー様が来られてお話をしたのですが
「あなた、講習を受けているの?ど~お、びっくりでしょ~!、すばらしい仕上がりでしょ~!!」
と絶賛していらっしゃいました。

そして何より大原さんとユーザー様の信頼関係の強さをもの凄く感じました。
自分の車はもうこの人にしか任せられない!みたいな。

そして、レクサスの作業では作業ルーティーンの重要さを教わりました。
自分の一番違和感のない場所から始めて、一周回って作業を終えるルーティーンを確立すると
効率的に動くことができるそうです。

私は助手席側のフロントガラスから始めて、
時計回りに一周回って、助手席のガラスとボディで終わるのが気持ちいいみたいなので
今後はこのルーティーンで作業することにしました。

大原さんから
「すべての所作には理由があって無駄なことはひとつもないから気を付けてな。
道具の使い方や道具の置き場所も、すべて効率的に作業するためのものだからね。
そして、その所作がお客様の信頼につながるからね。」
とアドバイスをいただきました。

この日、大原さんのバイクを借りて、2台でかなりの距離を移動していましたが、軍手しかしていなかったので、
高校生以来に手がちぎれるような感覚を味わいました。

若い頃はそれでもバイクに乗ることが楽しくて、その痛みもあまり気になりませんでしたが
さすがに歳を感じました(汗)

しかし、前方を走る大原さんは手袋をしていなかった気がします。
「スキーをよくやってたから慣れとるのかなぁ~」と言ってました・・・「そんなわけない・・・」と思った夜でした。

大原さんは私よりちょうど10歳年上で御年60歳(汗) 大した人です(笑)

次の講習は自分のバイクで防寒対策を完璧にして頑張ります!



26日 / 土曜日  悪い癖   
 

講習2回目はBMWでスタートです。

こちらのお客様はスポットのお客様なので半年以上ぶりのケアになるそうです。

車自体はそれなりに汚れてはいましたが、クリーティングコートでケアしているので
汚れはその保護膜の上についているだけなので、ピッチレスコートのライトケアで簡単に落とすことができました。

この車の運転席側のボディにいくつかのシミがついていまして、大原さんに確認したところ
このお宅にはもう一つ駐車スペースがあって、
そこは運転席の横にちょうど台所換気扇の排気口がありそこから出た油のシミだそうです。

このようにお客様の駐車環境をきちんと把握することが重要なのだと感じました。

そのシミはピッチレスコートで簡単に除去できました。


さらにP8コートを使ったバンパー下の黒樹脂パーツのケアを教わりました。
この黒樹脂部分はかなり細かい形状になっているので、P8コートを直接多めに吹いてそのまま放置するという方法です。

 P8コートはタイヤホイールの仕上げにも使う液剤なのですが、吹いた直後は黒樹脂パーツがギラギラしていて
本当にきれいに仕上がるのか不安でしたが、作業がすべて終わる頃には
落ち着いた上品なツヤが出ていました。

以前カー用品メーカーにいた私の常識としては、吹いてそのまま放置して仕上げる
という方法は驚きでした。

つづいてベントレーのお客様のところに移動して、前回教わった作業ルーティーンを意識しながらライトケアで仕上げました。

自分の車で何回か復習したので前回よりは効率的に動けた感じはありましたが、
全体の仕上がりを大原さんにチェックしてもらったところ、「甘い男やの~」と細かい拭き残しを指摘されました。

私はどうやら窓ガラスの四隅の左下部分を吹き残すクセがあるようです。
「それ以外はきれいにできとるわ。ええんちゃうかな。」とOKをもらってホッとしました。

今回はわりと早めに講習が終了しました。

講習場所から自宅まではそれなりの距離がありますが、前回の教訓をいかして完全防備で来ていますので
バイクで快適に帰りました。

拭き残しの悪いクセの指摘をいただいたので、早速自分の車を使って復習です!






ブログ トップページに戻る


トップページに戻る



copyright (C) 2019 谷岡/美装 All rights reserved.