2019年 4月 / クリーティングは1日にしてならず
    

4月 / April

  
  
6日 / 土曜日  ピッチレスコートの量
 

だいぶ春めいてきました!

まず1台目はジャガーからスタートです。

時期的に花粉の量も多くなり、ボディの汚れも花粉を含んだ雨染みがついていますがピッチレスコートの保護膜のおかげで
水洗いをすれば簡単にとることができました。

前回教わった狭い駐車スペースでの気配りをしながら、作業をして仕上がりをチェックしてもらったところ
OKをいただきました。

作業中に他のお客様が通りかかり、その方のヴェルファイアを仕上げることになりました。

仕上げている最中にお客様から「そんなに少ない量で仕上がるの?」と質問があり、大原さんが確認したところ、
その方は、ご自分でピッチレスコートを使う時に、コーティングをしているという
実感を味わいたいがために、ボディにピッチレスコートを"ドボドボ"かけて作業していたようです。

大原さんが直接その方に指導すると
「なにこれ?こんなちょっとの量でいいの?これでコーティングの膜ができるの?」とおっしゃっていました。

仕上がったボディをクロスで軽く撫でたところ
「え~~~!スゴイすべるね~!これで仕上がってるんだね~!今まですごいムダ使いしてしまったね~!」
とお客様。

大原さんは「まぁ、たくさん使ってもらったほうがリピートが増えるので私は嬉しいですけどね~~(笑)」
と冗談を言っていました。

このように大原さんの講習は、お客様との生のやり取りを見ることができますし
ピッチレスコートの効果のすばらしさを体感した時のお客様の笑顔を見られますし、私にとってとても貴重な経験になります。

将来、私が自分のお客様の車を仕上げた時に
同じようにお客様の笑顔をみられることがやりがいになるのだと感じました。

つづいて埼玉のショールームに移動して
今回はカーラッピングを施したランボルギーニを使って、ピッチレスコートのライトケアを教わりました。

ちなみにカーラッピングとは、専用のラッピングフィルムをボディ全体に貼るのですが
角の部分になど注意をしないと簡単に剥がれてしまうので神経を使います。

もちろんフィルムですのでデザインや柄も自由自在ですので、自分の好きなようにカスタマイズできる
わけですが、それなりの費用がかかるそうです(汗)

今回の講習でカーラッピングというものがあることを初めて知りましたし、
何よりこのような車を実際に触って、仕上げて経験することができるこの講習のすごさを感じました。

将来、私がこのような車に遭遇した時も、この経験を活かせば慌てずに施工することが出来るというこですね。

今日も22時まで楽しく密度の濃い時間をいだたきました。

花粉の多い時期になってきましたので、
自分の車を使ってこの時期特有のボディの状態を体感しながら復習します!



21日 / 日曜日  PCX比較検証



今回は、ピッチレスコートとP8コートを使った

ビフォーアフターの比較検証をしました。

ボディとウインドスクリーンは、
ピッチレスコートを使って、先日講習で教わったキズ消しをしてみました。

トップケースの黒樹脂素材はP8コートを丁寧に塗りました。





いかがですか?

画像でも違いがわかると思います。
ピッチレスコートは、このように異なる素材でも簡単・きれいに仕上げることができるのが魅力です。

P8コートは定期的に塗りこんであげれば、
深みのある落ち着いた雰囲気の仕上がりになってゆきますし
素材の劣化防止にもなります。

ぜひ、お試しください!



27日 / 土曜日  大原さんの人間性とおもろい動き((´∀`*)) 
 

今日は大原さんの事務所に集合しました。

事務所に入ったら大原さんが「今日はいつもより動きがニブイけど勘弁してな~」
というので理由を聞いたら、先日、作業中にぎっくり腰になったとのこと。

講習の中止を申し出たら、「ええねん。動いたほうがよくなるからええねん!」とおっしゃるので
お言葉に甘えて講習を受けることになりました。

埼玉のショールームへ移動し、フェラーリとハーレートライクを使って講習を受けました。

作業中も大原さんの具合が気になり、チラチラ見ていましたが、時折「ウァ~オ!」「ア~ゥチ!」「ノォォォ!」
とまるでアメリカ人のようなリアクションをしながら意外なくらいに軽快に動いていました。

普通の人ならぎっくり腰をしたらまず動けないのに、大したひとです(笑)

そんな満身創痍の大原さんを横目に、フェラーリの室内を作業していた時にトラブルが起きました。

事前に大原さんから「外車の室内はいろんな部品が飛び出ているし、意外ともろいので気ぃ付けてな。」
と言われていたにも関わらず、
一心不乱にフロントガラスをガラスコートで仕上げていたときに
「カチャン。」というあっけない音がしました。

そうです。この音は私が作業に集中するあまり、ルームミラーに頭をぶつけてミラーが落ちた音でした。

大原さんがすぐに確認してくれましたが、折れてしまったのか、ただ取れてしまったのかが
わからないので、得意先の社長さんに連絡を取ってくださいました。

その時のやりとりは、
「申し訳ありません!作業中に誤ってミラーを落としてしまいました。
破損したのか、ただ取れたのかがわからないのでメカニックの方に確認してもらえますか?」
というものでした・・・。

このやり取りに大原さんの人間性を見た気がしました。

人によっては「講習生が誤ってミラーを落としてしまいました。」という人もいるはずです。
私の以前の上司もそのような人でしたし。

大原さんにそのことを聞いたら
「自分の責任でこの得意先に講習生を入れて作業させているので
すべての責任は自分にあるのだから当たり前のことだよ」とおっしゃっていました。

当たり前のこと・・・これができない人が意外と多いのではないでしょうか。

大原さんのこの対応に感動していたら
「外車の室内はとても狭くて複雑なので、作業するときは帽子は逆に被ってな。
帽子のツバが部品に当たって破損する場合もあるさかいにな。」

とアドバイスをいただいてさらに感動していると
「それよか谷岡さん?もっとダイエットした方がええんちゃうの~(笑)」

「次は何をやらかしてくれるんやろうか~?あぁ~たのしみやわ~(笑)」

と言われ、その感動は潮を引くように半減してゆきました(笑)


今回の講習で心に残ったのは

人はいざという時の対応に人間性が出るのだろうなということ。

やはり大原さんは信用できる人だなぁということ。

大原さんと出会えてよかったなということ。


そしてやはり印象に残ったのは

ぎっくり腰の大原さんが繰り出す
まるでマウンテンゴリラを彷彿とさせるへんてこりんな動きとアメリカ人のようなリアクションです。

帰り際に大原さんは
「1日動いたら調子よくなりましたわ~!今夜は風呂入って寝ますわ~!」
と言い残し颯爽とバイクで帰っていきました。

凄い人だ・・・

ゴールデンウィークに突入しますが時間のある限り復習します!



 





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