2019年 6月 / クリーティングは1日にしてならず
    

6月 / June

  
  
2日 / 日曜日 PIXIS仕上げ(2回目)


約一か月ぶりにPIXISを仕上げました。

前回とは違いボディにも窓ガラスにも保護膜があるので
水洗いのタオルやピッチレスのスポンジの滑りがよく、仕上げが格段に楽になりました((´∀`))








5月の初仕上げの時よりも、保護膜のおかげで作業がとても楽になりました!

細部の仕上げがまだまだ甘いので、画像からも「お~!キレイになってるね~!」
と一目でわかるくらいの仕上げを目指します!


8日 / 土曜日  ひと手間をかける
 

今日の講習は目黒のお客様のベントレーからスタートです。

ボンネットを使ってピッチレスコートのキズ取りを受講しました。

車の状態、駐車環境などで施工方法は様々ですので、今回は数ある中の一つの方法を教わったという事です。


こちらのベントレーのボンネットには、ちょっと不思議なシミがついていまして、
大原さんによるとオーナーさんの車は屋根付きのガレージに停めているのですが、
屋根から車が少しはみ出ていて、雨が降ると屋根のコンクリートの成分を含んだ水滴がボンネットに落ちてシミになるそうです。

そのシミはピッチレスコートで除去できましたが、このようなシミや汚れの原因を探るのも重要だと感じました。

そして今回は作業中の気配り・目配りについてもアドバイスをいただきました。

私が作業中に何気なしに道具を車の周りに置いたところ、
大原さんから、「その位置では車や人が通るときに邪魔になるから道具の置き場所には気をつけてな。」と指摘をいただきました。

今回はビルの地下駐車場での作業なので、当然ほかの車の通りますし人も通るので、
その方たちに不快な思いをさせないように細心の注意を図り、そしてそのためにひと手間をかける重要性を感じました。

この「ひと手間をかける」ということに関してお話を後日ブログに書きますね。

そして埼玉のショールームに移動してハーレートライクを一台仕上げました。

今回はP8コートを使って、ハンドルやメーター回りの細かい部分を歯ブラシや刷毛を使って仕上げました。

エンジン内部の手の届かない部分は、P8コートを直接スプレーして放置です。

すべての作業が終わるころには、落ち着いた艶にかわりきれいに仕上がっていました。

バイクは車に比べて車体が小さいので作業が楽そうなのですが、平面が多い車と比べて細かいパーツが多く神経を使います。

きちんと仕上げたバイクは、見違えるほどで
一度下取りしたバイクを仕上げて再度査定したら〇万円アップした事例がたくさんあるそうです。

ところで大原さんは講習中によく喋ります。機関銃のように喋ります。
その内容は半分以上はショーもない話です(笑)

作業に慣れていない私は、その話を聞きながら手を動かすことに一杯一杯になることも少なくありません(笑)

でもその雰囲気のおかげで、のびのびと講習を受けることができているのですが(笑)

しかし、さっきまでショーもないことばかり言っていた大原さんが潮がひいたように静かになるのですが、
そっと見てみると、すっかり集中モードに入って作業しています。

このオン・オフのメリハリが重要なのだと感じました。

そして何より印象的だったのが、集中している時の作業の丁寧さが、
言ってみれば、研修生が教わった通りに夢中で作業している雰囲気といいますか・・・

うまく言えないですが、30年のキャリアにしてきちんと基本を忘れずに、丁寧に作業している雰囲気を感じました。

人間は慣れてゆく生き物ですし、作業を端折ることもあるというのにそれは絶対にしない!
という仕事の仕方が、30年間お客様に信頼されてきた理由なのだと思いました。

凄い人です。

と思っていたらまた
「谷岡さ~ん!今日は何の部品を壊してくれるのかいな~!あ~楽しみ!壊したら弁償でっせ~」
とまたショーもないことを言い出す始末です(笑)

今日も21時まで楽しい時間でした!








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